過ちには大きなものもあれば、小さなものもある。蛇族にとって最初の小さな過ちは、未完成の強化技術の被験体を選ぶにあたり、身分の低い家に生まれた庫伽を選んでしまったこと。二つ目の小さな過ちは、暗殺対象である富豪の家の次男坊の実力を、とんでもなく見誤ったこと。続く大きな過ちは、庫伽の暗殺失敗を、そのまま実験の失敗だと決めつけたこと。そして最後の致命的な過ちは、失敗作の庫伽を処分しようとして、蛇族史上最強の暗殺者になったばかりの少年を敵に回してしまったことだ。蛇族の巣窟を血に染めたあと、蛇生に迷う少年は初めて街をゆっくりと歩きながら、少しばかり途方に暮れていた。だが、彼はすぐに新しい友達と出会った——かわいくてツンデレで、人間観察が好きな猫娘だ。さらに、かつての暗殺対象も、彼に新しい仕事を持ってきてくれたのだった。
これからの活躍に、どうぞご期待ください。